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アーサー・ビナードさん「ギャラクシー賞」受賞!

The 10th Fukushima Nippon AWAKESに応援メッセージを寄せてくれた、詩人のアーサー・ビナードさんが出演した文化放送の特番、戦後75年スペシャル「封印された真実~軍属ラジオ」が、今年のギャラクシー賞ラジオ部門で大賞を受賞しました。


ギャラクシー賞は、放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰するために、1963年に創設しました。

現在、ギャラクシー賞はテレビ、ラジオ、CM、報道活動の四部門制をとっています。毎年4月1日から翌年3月31日を審査対象期間と定め、年間の賞を選び出しているものです。


その授賞式の模様を、The 10th Fukushima の独自レポートでお伝えします!




6月2日、水曜日、梅雨の空気に太陽が射しこむ蒸し暑い日に、渋谷駅から徒歩5分程度のところにあるセルリアンタワー東急ホテルにて、第58回ギャラクシー賞授賞式が行われた。テレビ部門、ラジオ部門、CM部門、そして報道活動部門とそれぞれの大賞や優秀賞が順番に発表されたが、このラジオ部門大賞に輝いたのが文化放送制作、戦後75年スペシャル「封印された真実~軍属ラジオ」。


この番組でパーソナリティーを務めたのが、詩人のアーサー・ビナード氏である。この番組では語り継がれたり、放送されたりすることがなかった戦争の歴史に迫り、『封印された真実』を明らかにした。


余談ではあるが、アーサーさんからのメールではたしか「正装」でくるよう書かれていたはずで、私は待ち合わせ場所へスーツで向かったが、会うなり、全然私らしくないから、やっぱり自分の好きな格好に着替え直すように言われた。そんなアーサーさんはいつも通り、Tシャツにジーパンで、堂々と小走りで舞台に登壇していった。




これまでラジオ番組をはじめ放送業界に携わってきたアーサーさんだが、各メディアの報道陣の前でメディアリテラシーの無用さを、報道されていない戦争の歴史があるという事実や、『兵器化』してしまった戦時中のラジオ放送があったという事実に基づいて語っていた。

この番組が今このタイミングで大賞を授賞したことによって、メディアの本来の意義を考えなおすことになりそうだ。



文・写真:瀬尾遥

22歳。愛媛県今治市出身。付き人としてたまに講演会など同行しているが、アーサーさんの荷物は重すぎて持てない。逆に持ってもらっている。たまに、携帯を持っていないアーサーさんの秘書業務をやっている。普段はバイター大学生。


7/15 追記:再放送決定のお知らせ

8月12日(木)午後8時から文化放送で再放送されることになりました。貴重な番組、是非お聞きください!

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